【マノマタニティの想い】③ 助産院実習で衝撃を受けたこと
- お山のリトリート うずまの

- 7月12日
- 読了時間: 2分
助産学校では、すべての必須実習を終えた後に、選択実習として助産院で泊まり込みの実習がありました。
病院でのお産は10例以上経験していましたが、助産院で初めてお産を見た時のことは、今でも忘れられません。
そこには、それまで私が見てきたお産とは全く違う世界がありました。
産婦さんは陣痛の合間には笑顔で会話をし、ご家族も自然に寄り添っています。
助産師さんは、産婦さんやおなかの赤ちゃんの様子を細かく観察しながら、その時々に合った体位を提案したり、水分や栄養補給を促したり、ご主人にもどのように支えたらよいかを伝えたり……。
その人が本来持っている力を最大限に引き出していました。
もちろん、お産ですから痛みはあります。
でも、私が病院で見てきた「苦しさばかりが印象に残るお産」とは違い、一番痛みの強い時期に、痛みと痛みの間で笑顔が見られる……。
これが何よりショッキングでした。
産婦さん自身が「自分で産む力」を発揮していることが伝わってきたのです。
実習が終わった後、一緒に行った学生と二人で顔を見合わせ、
「今まで見てきたお産は何だったんだ!?」
と、口を揃えて言ったことを今でも覚えています。
助産院では、特別なことをしているわけではありません。
昔から受け継がれてきた智慧を大切にし、お母さんと赤ちゃんが本来持っている力を信じて関わっています。
もちろん、現代では医療が必要なお産もあります。
だからこそ私は、病院で学んだことも、助産院で学んだことも、どちらも大切だと考えています。
この二つを知っているからこそ、お一人おひとりに合ったアドバイスや施術ができる。
あの助産院実習で受けた衝撃は、今でも私の仕事の原点になっています。













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